自作した電気製品は売れる?電気製品の発注と制作のプロセスを解説!


自作の電気製品は売って良いのか?

電気製品の自作は意外と簡単で、初心者でもラジオや電灯といった電気製品ならさほど苦労せずに作れるでしょう。自作なら出費が部品代だけで済むので、かなり安く仕上げられます。市販の電気製品より格安で制作できると、自宅で使うだけでなく、知り合いにプレゼントしたり安く譲ったりすることも多くなります。そのうち、不特定多数の人に販売し、利益を上げようと考えるかもしれません。実際に、パソコンなどを自力で組み立て、ネット上で購入者を募って販売している人がいます。ただし、電気製品は、漏電や感電の事故を伴うリスクがあるため、様々な法律により規制されています。

自作の電気製品を販売する際の注意点

100V未満の電圧の電気製品なら、一度だけ譲渡する分には、有償でも法律の規制はありません。業として継続的に電気製品を販売する場合は、電圧に関係なく、PL法(製造物責任法)や特定商取引法などの法律の規制を受けます。また、100V以上の電圧がかかる電気製品については、たとえ一度だけの売買であっても、電気用品安全法に抵触しないことを証明するPSEマークの認証が必要です。もし、この認証を受けずに100V以上の電気製品を販売すると、100万円以下の罰金か1年以下の懲役という重い罰則があるので、製作者は気をつけなければなりません。法律に適合するための条件をクリアできたら、作品をネット上にアップして、購入者を募りましょう。売れ残りを避けるためには、ネットで注文者を募り、受注してから制作するのが合理的です。購入者の信頼を得られれば、継続的に注文を獲得できるでしょう。

プリント基板実装には表面をはんだ付けする表面実装と、基板の穴にコードを挿入する挿入実装の2つのパターンがあります。

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